何か情報を発信する場合、
誰が書いているかということが、
非常に重要な時代になってきました。
誰でも情報を発信できる時代だからこそ、
誰が書いているかが必要なのです。
では、誰が書いているのかを表すのは何か?
それは、プロフィールになります。
ひと言で言ってしまえば、
その中でも肩書きですね。
出版企画書に書く著者プロフィールでも肩書きは
非常に重要です。
私は、セミナーでも、
「○○(テーマを表す名刺)+○○(専門家を表す名刺)」
の組み合わせで肩書きを書きましょうと申し上げております。
決して、形容詞や修飾語は入れないというのが基本です。
入れると急に安っぽくなりますから。
テーマを表す名刺というのは、
あなたの扱っているテーマ、専門性です。
専門家を表す名刺というのは、
プロデューサー、コンサルタント、アドバイザー、研究家、評論家、
ジャーナリスト…などです。
この2つの名刺を組み合わせるだけのシンプルなもので構いません。
もし、テレビなどへの進出を視野に入れているのであれば、
○○家というのをお勧めしています。
研究家、評論家、収集家、作家、
写真家など…ですね。
ただ、誰でも彼でも○○家と名乗ればいいというわけじゃありません。
○○家と名乗る以上、○○家となってください。
では、○○家となるというのは、どういうことか?
それは、
ブレない軸を持つということです。
価値観であったり、スタイルであったり、
基準であったり…。
ようは、“その人らしさ”です。
これは、作家とライター、
写真家とカメラマン、収集家とコレクター、研究家とマニア…
一見、漢字とカタカナの違いにしか思えませんが、その単語が持つ重さというか、
イメージがありますよね。
例えば、作家が書く文章には、
その人らしいスタイルがありますよね。そして、
作家のそのスタイルにファンが付くんです。
でも、
ライターにはそれがありません。
同じ文章を書くプロなのにです。
写真家でもそうですよね。
写真を見たら、『この写真はあの人じゃない?』
と気づかれることが多いですよね。
でも、広告などの写真を見て、
カメラマンを言い当てることができる人って、
そうそういらっしゃいません。
○○家になるということは、
そういうことなのです。
たんに肩書きを○○家にするのではなく、
“その人らしさ”を際立たせ、価値観であったり、
スタイルであったり、
基準であったりという部分を商品価値に転化していくんです。
そして、そこを評価され、ファンが付いたら、
本当の意味で○○家ということになります。